文部科学省が10月4日に発表した調査結果では、不登校児童者数が29万9,048名(2022年度)と
過去最多を更新しました。
その原因として、
「無気力・不安」51.8%
「生活リズムの乱れ、あそび、非行」11.4%
「いじめを除く友人関係をめぐる問題」9.2%
「親子の関わり方」7.4%
「上記に該当なし」5.0%
があげられています。
これらの調査結果の背景には、本人や家族さえ自覚しえない原因が隠れていることがあります。
また、本当の原因を周囲に言えずに悩んでいる子どももいるでしょう。
不登校の問題は学校関係者だけの課題ではありません。発達障害、家庭での児童虐待、
ヤングケアラーなど、さまざまな原因が絡んでいる可能性を念頭にいれることが重要です。
では、原因と支援策をどのように考えればよいのでしょうか。
「第2回教育・保育のアップデートカレッジ~不登校・休みがちな生徒を理解する~」では、
全国の児童相談所・教育委員会ほか現役のセラピストとして臨床実践を行う
秋山邦久先生(常磐大学心理学科教授)と、教育現場でのマルトリートメント予防を提唱する
川上康則先生(杉並区立済美養護学校主任教諭)にご講義いただきます。
「不登校児童や保護者への関わり方に不安がある」方だけでなく、
「キャリアが長く、対応には自信がある」
「国の方策で学びの場のバリエーションが広がっているから、よいのでは?」
という方にこそお聴きいただきたい講義です。
長年不登校児童や発達障害の子どもたちに接し、指導者を養成してきた講師らによる講義で
知識のアップデートが期待できます!